さかな・サカナ・さかな Part1 (平成23年11月20日)
去年の12月頃だったと思う。70年も姿を消していたクニマス発見!というニュースをYahoo!で
見つけて驚きのあまり、すぐさま旦那にメールしてしまった。
以前
親子の不思議Part3
で書いたけど、その年(2010年)は矢口高雄先生の漫画家40周年記念
の年で、サイン会&握手会&記念展を見てきた、10月10日から間もなくの話だった。いや、驚いた!!!!
「平成版釣りキチ三平 地底湖のキノシリマス」という漫画があり、連載開始は10年前の2001年。
先生の30周年記念パーティでの「また三平君に会いたい」という話がきっかけで企画されたという作品。
キノシリマス(=田沢湖の絶滅したクニマス)を三平君が釣りあげるという話で、キノシリマスがどうして
田沢湖から居なくなったのか、キノシリマスの特徴は何か、キノシリマスが田沢湖に生まれた訳の
民間伝承である「辰子姫」の伝説
などが丁寧に描かれている。
30周年記念と40周年記念。なんたる偶然!きっと神様は矢口先生へ最高の贈り物をくださったのだ!!!と
一人ほくそ笑んだ。(そんな私は、弟から「行動がオヤジっぽい」と言われたことがある ( ̄▽ ̄;)!!ガーン)
そのクニマスを見つけたのは、さかなクン。私はさかなクンが結構好き。年齢・本名等公表してないそうだけど、
「魚選手権(?)」のようなテレビ番組に出て、高校生という若さでもって優勝した人らしい。その知識の凄さ、
キャラクターの面白さ、器用さがウケてタレントさんをやりながら大学の研究員を務めてるそうだ。これは前述の
弟から聞いた。
好きこそものの・・・例え通りの人だけど、もちろん努力も凄いのだと思う。そんな彼が発見した
というのも嬉しかった。天皇陛下にまで御褒めの御言葉を頂き、さかなクンも「ぎょぎょぎょ〜!!」だった
ようだけど、ちっともエラぶらない。そんなところで好感度UP。
さて、話しは戻って矢口先生の記念展で展示してあった漫画原稿の中に「激濤 マグネチュード7.7」という
作品があった。これは、1983年(昭和58年)5月26日11時59分57秒に、秋田県能代市西方沖80kmで
発生した 日本海中部地震 による津波被害を「釣り人の目」を通して描いたもので、原画は大変な迫力を
持って私を引き込んだ。ぜひこの話を読んでみたいと思った。
その 記念展で、宮城県石巻市に石ノ森章太郎先生の記念館(※1)
があるのを知り、またその近くに「津波体験館(※2)
という、過去の三陸沖地震の資料など展示してある施設があると知った。夏になったら行ってみようと思った矢先。
まさかあんなことが起こるとは・・・・・。
その混乱まっ最中の4月中旬。大きな余震もあり、身も心も地震から離れてはなかったけれど、どうしても
「激濤」を読みたいと思った。ネットで調べたら、一度絶版していたが、2004年のスマトラ地震の大津波の際に
復刊された様子。でもなぜかオークションの中古品しか見つからず、まぁいいか、と申し込んだ。
Yahoo!オークションの取引は、出品者と購入者がやり取りする専用の窓口が用意されていて、
そこで「発送した」「届いた」などのやりとりを行い、相手の素性は全く掴めないようになっている。
出品者は送り先住所や名前を書くことなく、もちろん自分の住所名前を書くこともない。
地震の被害はなかったか?と聞くと、関西の方で、被害や不便もなかったとのことで安心した。
私より少し年上の男性らしい。私は被害こそ少なかったが福島県に居ることを明かし、原発事故の話をした。
色々あったけど、花々は咲き乱れ、自然は変わらず美しい。と書くと、自分が参加している「ミヤマツツジ」
という、絶滅しそうな里山植物を守る会の話をしてくれたので、こちらではクマガイ草やカタクリが
保護植物です。と、ひとしきり花の話題で盛り上がった。
地震で悲しい話ばかりを聞いていた頃で、温かい会話だった。届いた作品は、とても質がよく、
出品者の方が丁寧に扱っていたことがわかる。そして作品とともにメッセージ入りの写真を送ってくださった。
涙が出るほど嬉しかった ・゜゜・(>_<)・゜゜・
その時の写真は宝物として仏壇に飾っていたが、余震続きなこともあって
引き出しに納めた。今思うと、この出会いの為に「激濤」を手に入れるよう、不思議な力が働いたのだろうか・・・
(※釣りはやらない方だった)
この頃、一般の人やら芸能人やらが、せっせとボランティア活動をしている話が伝えられた。かの「さかなクン」も
いち早く「ぎょぎょ〜(漁業)募金」
という活動をしている姿が報道された。津波・原発事故により、漁業にも計り知れない
被害が出ていた。そこに目を付け、持ちネタを上手に使った行動に、さかなクン好感度またまたUP。
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地震から半年ほどを過ぎて夏になると、復興へ向けた話が聞かれるようになった。ある番組で、父を津波で亡くし、
あれほど大好きだった海に行くことができなくなってしまったという小学生の男の子を取材してるのを見た。彼は魚が
大好きで、さかなクンの大ファン。前に行った講演会で、たまたま1枚のメバル(だったと思う)の絵をもらい、大切に
していたが津波で流されてしまった。悲嘆にくれる彼の元にさかなクンがやってきて励ましてくれるというストーリー。
さかなクンは、男の子の話をゆっくりと聞き、涙を流しながら、「また海へ行こうよ。大好きなお魚さんが待ってるよ。
お魚さん寂しがってるよ。」と、たくさんの魚の絵を描いてプレゼントしていた。「上を見て、明るい未来が見えるよ。
大きな、大きな目だよ。」的なことを言って、彼が大好きで、最も大切なメバルを描いてプレゼントしていた。
最近は地震も落ち着いたな・・・と思いながら文章を書いていたら、日立市で震度5強の地震が発生。
自然は、驚異だ。原発事故でたくさんの動物が路頭に迷っている。工業推進のため、玉川の強酸性水を
引いたことでクニマスがいなくなった。便利さを求めて出来た、安全なはずの原発が大変なことになっている。
何を、人間は求めてるのだろう?何を焦っているのだろう???
(そしてPart2に続く)
※1
正式名称は「石ノ森章太郎ふるさと記念館」。正式な所在地は宮城県登米市。今回の震災により、津波
の被害を受けましたが、幸い資料は2階に展示されていて無事だったそうです。記念館前のシンボル像であった
ロボコンは流出、仮面ライダーは奇跡的に残りみんなの希望の的になったとのこと。被害発生時、お客様も
いましたが2階へ避難、停電のさなか、お休み処のレストランにあった食材でみんな食べつないだそうです。
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※2
いつもNAVIにて、下記の説明が書いてありました。
唐桑半島の先端・御崎にある体験施設。地震発生から津波が襲来するまでの様子を実験機器やパネルを使い
解説するほか、映像・音響・振動・送風などの効果を組合わせて津波襲来のバーチャル体験ができる。
併設の唐桑半島ビジターセンターは入館無料で、パネルや標本、上映時間15分のハイビジョンシアターで
唐桑半島を知ることができる。所要40分。 ただし、この施設のホームページは残っていますが、被害状況に
ついては情報がを見つけることができず、現在どうなっているのか不明でした。
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