さかな・サカナ・さかな Part2 〜川釣り編〜 (平成23年11月27日)
 
 Part1で、矢口先生とさかなクンで震災を振り返ったけど、思い返すと意外に多く「さかな」との
付き合いが見つかったので、Part2に続けてみた。 
@
 5月の日記
 で書いたように、震災後の初釣りはGWで、山形県。可愛いイワナが釣れたのは、
長井市の白兎キャンプ場 に引き込まれた小さな小川。でも実はその前に玉川、荒川へ行っている。
たぶん最初に立ったのは荒川。あの頃、たくさんの人がなったという「地震酔い」のせいで、ボーッと
していて記憶があまりない(※1)

 雪代(雪がとけて、川に流れ込む水)が流れ込み、入浴剤を混ぜたような乳白色の川面だけが
印象に残ってる。水量も多く、入ってみる勇気もなかった。アタリもないので旦那が玉川へ移動を
決めたらしい。実はその道中さえ記憶にない。

 玉川の本流をのぞくと、岸辺は雪だらけ。上から見ると一面真っ白だけど、実は地面の熱で溶けて
空洞ができている。油断すると、足が落ちる。そんなところをズブズブと進んで川面を見たら、
やっぱり雪代。こちらは青白く激しい流れ。諦めてキャンプ場に戻ったんだ・・・

A 6月、
親子の不思議Part1 で登場した叔父さんと一緒に、再度玉川本流・支流へ行っている。
この時、旦那は人生初イワナを釣り、ホクホク顔だった。けど、私はやっぱり水量が怖くて、おそるおそる
川に入っていて、ボウズ
(T_T)
※この頃、どうしても仙台の支店の人に聞いた津波の話が頭から離れず、水が恐怖だったらしい。

B 
本当は、この季節に、山形県鶴岡市の「大鳥池(有名なタキタロウ(※2)のいる池)」にて、旦那の
職場の人の指南でヒメマス 釣りに挑戦する予定だった。けれど、まだまだ忙しくて、泣く泣く来年度の
参加に延期した。

C 近所の人に誘われて、会津三島町の「工人祭り」というのに行ったら、会場内の出店が並んでる
ところでなんとヒメマスを焼いて売っていた。そこにあった資料に《奥会津の「沼沢湖ほか全国で
数箇所しかない生息地に生きる魚》だと書いてあった。大鳥池に行けなかったけど、沼尻湖のに会えた
ので、さっそく買って食べたらとても美味しい。そういえば、かのクニマスも、山梨県の西湖
「黒っぽいヒメマス」と思われていた魚だったっけ。クニマスは、田沢湖の辰子姫が竜になってしまうほど
美味しいらしいが、こんな味なんだろうか・・???

D 実家のある岩手県平泉町へ「地震見舞」に出かけるのを口実に、胆沢山渓・前川栗駒山渓・産女川
へ行った。本当はお土産にイワナをたくさん持って《骨酒》にする予定だったけど、全くダメだった。
腕もよろしくないけど、胆沢山渓はご存知 小沢さん の《ダム開発》で、工事車両が入り込みハゲ山と化し、
渓相は変わり、釣りをしたいと思う雰囲気ではなくなっていた(ホームページなどに情報があるから、釣れる
場所はあるのだろう)

 栗駒山渓は岩手・宮城内陸地震
(2008年(平成20年)6月14日(土)午前8時43分頃に起きた
マグニチュード7.2の地震)で大きな被害を受けている。須川温泉 の辺りは無残に山が崩れ落ち、橋桁が
ずれて「ブラリ」と橋が垂れ下がっているような場所が続く。わざとそれらを残して新しい道路を作り、
説明看板を立てて被災地を見せている。そういう場所を通りながら、産女川へ。入渓できる地点が見つかり、
いざ川へ。しかし、
川に泥が混ざり込んで、少し硫黄臭があり、イワナのいる「澄んだ川」のイメージからは
かけ離れていた。2010年の秋に、この川で釣った写真を載せたホームページを見て期待していたので残念。
でもよく考えてみると、それは2011年3月11日より以前の話なのだから・・・・・・

       
↑奥の方がまだ崩れたまま。    ↑上からみた崖くずれ         ↑ぽっきりと折れた橋
 
E 9月上旬、再び小国町・玉川支流 へ。雨が降らなかった夏の影響で水が殆ど流れてない。この頃には
地震ストレスもほぼ消えて、仕事も落ち着いていたのに、今度は「水がない。いつもと違う」恐怖を感じて、
気持ちが乗り切らず、一匹どまり・・・。天変地異は怖ろしい。

F 9月下旬、秋分の日からの3連休。小国町の 横根キャンプ場 に行っている。9・21〜22の台風で、全国的
に大変な被害を受けた。私の会社は浸水寸前で助かった。そのすぐ次の日である。増水していて釣りは
できないだろうと半ば諦めながら、まぁ、キャンプ目的でもいいじゃない。と出かけたら、木々の恵みはなんと
素晴らしいのだろう!!

  山中の小川は増水など、とっくにやり過ごしていた。急流になってサッサと流れていってしまうのだろうけど、
周りの木々の保水効果もあるのだろう。この時は、エサが思い通りの動きをして、思い通りに可愛いイワナ

かかってくれた。キャンプ場に戻ってすぐ「タタキ」にして食べた。釣りキチ三平の映画
(※3)で見てからずっと
やりたかった憧れの食べ方である。映画のように、「うんめぇ〜!!!」と言って食べた。残った頭と骨は骨酒にして、
天の恵みを余すところなく頂いた。感謝、
感謝 !!


※1  

       太極拳はまだ再開できておらず、深呼吸したり精神の安定をはかるということができていなかった
        この頃、目眩と息苦しさを感じて医者で薬をもらって飲んでいた。かなり強い薬だったらしく、激しい
        眠気や脱力感を感じた。あとで怖くなったけど、絶対こういう状態で水の近くへ行ってはいけません
      
 
( ▽|||)サー   戻る

※2  

        タキタロウは、大鳥池に生息する体調2〜3mもあると言われている巨大魚である。もちろん、
    釣りキチ三平でも「O池のタキタロウ」として出てくるし、NHK特番で全国放送されたこともある。
    1985年に刺し網にかかった150cmの大型魚を専門家に依頼して調査したが、「
アメマス
    
ニッコウイワナ」と「オショロコマに近いアメマス」という二つの返事があり、正体ははっきりしなかった
    そうである。他にもイトウ 説や新種の魚説が、ある
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※3  

        釣りキチ三平実写版。2009年3月20日封切りされた。「おくりびと」の滝田洋二郎監督作品。「夜鳴き谷
    の怪物」他「天狗森の巨大魚」など何本かの作品をモチーフにして作られている。原作にも登場する
    「愛子姉さん」の設定を変えることで三平一家の家族物語として描かれている。

    三平三平(みひらさんぺい)・・・須賀健太君
    三平一平(みひらいっぺい)・・・渡瀬恒彦さん
    三平愛子(みひらあいこ)・・・香椎由宇さん   (原作では、「愛子姉さん」として登場、三平の姉ではない)
    鮎川魚紳(あゆかわぎょしん)・・・塚本高史さん  ほか。
     
    私は前売り券を買って、特製手ぬぐいを手に入れている。尺上(しゃくがみ・30cmオーバーの獲物のこと)を
    釣り上げたらこれを使って身を洗浄し、皮を剥いで刺身にするんだもんねーーー!!!!