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太極拳と沢歩き (平成25年4月6日)
暑くて雨が少なかった夏も(少しは)影を潜め始めた頃、シーズン終わり前に渓流へ行きたくなった
旦那が例の 「釣り好きな叔父さん(親子の不思議1、さかな・・・川釣編
参照)」 に連絡をとったらしい。
山形県の大鳥池(太極拳と山歩き) に行ってきたというと、それなら!と、今回こそお義父さんの大好き
だったという新潟県の三面川の支流・猿田川へ行くことに。三面川は、朝日連峰を源流とし、三面ダム
を経由し、村上市へ出て海へ注ぐ、鮭の遡上で有名な川です。
山形県の玉川に比べると、少し険しい部分もあるそうで、とは言っても泳いでわたる所があるほどでも
ない、今の私たちにちょうど良さそうな川だということなので、張り切って出かける。道中は、厳しい道だった(*_*)
この川へ向かうには、村上市側から遠回りするルートと、山形県小国町と新潟県村上市の県境の蕨峠という
未舗装の峠道を通るルートと2種類あるけれど、叔父さんいわく「当たり前に後者の方」を選択する。
峠に入ると、路肩が崩れていたり、草が伸びきって道まで進出してたり、穴が空いてたり、凄い状態。
この道を通る人も減ったのか、手入れがほとんどされていないようで、叔父さんの記憶を上回るヒドさだった
らしい。幸い、アウトバックなので4躯のため走行に問題はなかったけれど、車体が大きいので、行かれる際は
身軽なジムニーがお薦め(なんで生産中止しちゃったんだろう・・・)。
現地に着いたら、まだ暗い。9月も半ばなので、夜が開けるのも遅くなった。川まで少しあるため、森の中を
歩くので夜が白んで周りが見えるようになるまで待つ。その間に準備をしたのだけれど、今回は叔父さんは
タイツ+靴を使用。私たちは持ってないので、ウェイダーを使用。このことが後に惨事を招く
ことになるとは・・・
少し歩いて川に出ると、水が極端に少ない。夏の暑さと少雨と、それからたまにあった豪雨によって流されて

そのままになってしまったらしい木が落ちていた。でもこれがゴンゴン流れてたら渡るのも大変なので、その
意味ではラクでした。こんな具合で川原を進み、途中で支流に入って第一ポイントで竿を出すと、パカパカッと
入れ食い。喜んで引き寄せて見たら・・・なんか変?イワナじゃな〜い!!(確かウグイだったような・・・)
サヨウナラ!!!と帰って頂く。それが立て続けに何匹か釣れたので、温度の関係か、ここはダメだろうと
見限って、さらに進む。

やっぱり水は少ないけれど、良い感じのポイント。小さくて本当はリリースサイズだろうけど・・・。まだ初心者
なので、許してください。と川の神様に謝って、もらって帰ることにする。さらに進むと、絵に描いたような
素晴らしい滝壺が!!第一投、ワタクシ。叔父さんの言うように横からそーっと竿を出すも、途中にあった
木に引っ掛かりあえなく惨敗。選手、交代。
第二投、叔父さんが「こっちからこうやってみよう」と、説明がてらに投げて旦那に竿を渡す。その瞬間、大きな
アタリが
! 「魚紳さーーーん!!!主だ!!オラの竿さ、主が掛かっただーーーーーぁ!!」 イメージはこんな
ところか?わっ、わっ、と言いながらドキドキ感いっぱいの旦那に「無理に引っ張って糸切るなよぉー」と指示を出し
ながら、タモを出して素早く取り込む叔父さん。さて、この大物、32cm、ほぼ尺モノ。初めての大興奮。
10年早いよ。と言ったお義父さんは、どうやら今回は旦那に味方したらしい。うーん、悔しいな、第一投目で
引っ掛かった木が憎い。。。でもこの魚、叔父さんが釣ったのか?旦那が釣ったのか?

滝壺にイワナは夫婦で居着くものらしく、片割れを求めてさらに続けるけれど、残念ながら全くアタリなし。
警戒して隠れたか、昨日入った誰かに釣られて残った一匹を私たちが釣ったのか・・・ということで、この滝を
超えて先に進むことに。
一番左の写真、右下が川で、真ん中辺が私。大鳥池ビックリの斜面を登る。叔父さんが先に行き、私はその後
を同じように行く。旦那が続く。途中で足を踏みはずし、掴まってたツルをひっしと握って体勢を立て直す。
「結構握力あるんだなぁ」と、見ていた二人は驚いたらしいけど、握力というより、「落ちてたまるか」の執念と、
太極拳が功を奏して、とっさに体重移動したのでは
?と、無理やりこじつける。
滝の上に出て見下ろすと、透明な水。でも魚見えない、やっぱり居ないのかな。途中で休憩。川で一緒に
飲もうと、お義父さんの好きだったコーヒーを持ってきていたので、出して天に捧げる。 おにぎりを食べ、
水を飲む。美味しい。例年だったら初秋の佇まいであろう山の中は、まだ夏の余韻が残っていて、でも空気は
下界とは明らかに違う。沢とこの葉ずれの音しか聞こえない。喧騒から離れて、しばしの静寂を味わう贅沢。
見上げれば、空はよく晴れてどこまでも青々と広がっていた。
休憩後、竿を出して一発目にアタリが!こういうとき、
三平だったら「うっひょっお〜!イッパツだー!」と叫ぶんだろうな、
ほらおいでおいで・・・。早速、先ほどのコーヒーのご利益があった
模様。さっきよりは大きいサイズ。
本当はこれもリリースだろうけど、ご利益・ご利益と、頂くことに。
この先、少し進んで、支流が出てきたので叔父さんと旦那は別方向へ。叔父さんに自由に釣ってもらう。
私はどっちに行こうか迷っていて、二人が行って少し時間が経ったところで叔父さんの方へ行ってみるも、今ひとつ。
引き返して、旦那の方向に行ってみるも、流木だらけで今ひとつ。引き返して、暫く分かれ目で待ち、もう一度
叔父さんの方へ行ってみる。ポイントに打ち込んでると、戻ってきて、「そこさっき釣っちゃったからいないよ」。残念。
この間、30分位だったろうか?あっという間に4〜5匹のイワナ(リリースぎりぎりサイズ)を引っさげて叔父さんは
戻った。やっぱりすごい、年季が違う。分かれ目まで戻ると、旦那も戻ってきた。こちらは流木ゴミだらけで×だった
そうである。

帰り道は早い。釣り進んだ川を戻るだけだから、どんどん進む。
ふと見ると、旦那が私たちのだいぶ後ろを歩き、写真を撮って
いるのに気づいた。だから写真には私たちが小さく写ってる。
なんでそんなに後ろに?と思ったら、実はこの時、惨事に
見舞われている最中だったのだ。
何かというと・・・。ウェイダーの靴底部分のフェルトが剥がれたのである。ただでさえ石がゴロついて歩きにくい川で、
足首が固定されないウェイダーは実は歩きづらい。それがさらに悪い状態になって、膝が笑い出したのでソロソロと
歩いていたそうだ。そういえば、いつだかの釣りで剥がれたのを接着剤買ってきてくっつけたと言っていたっけ。
ここで思ったのが、旦那は歩き方がよろしくないのでは?ということ。私は「太極拳の歩き方」を意識して腰を落とし
親指に重心を起き、つま先と膝の方向を揃えるようにして歩いていたが、これがないと川底の丸い石で足首が転がり
重心がずれ、膝がずれるために痛めてしまうのでは?それが元で足が十分に上がらず、スリ足状態で歩くので靴底の
フェルトに負担がかかって剥がれた、と推測。実際、私のウェイダーは何ともない。
来シーズンは、旦那にも足腰鍛えてもらうと共に、叔父さんのように靴タイプのものに買い換えてもらおう。

無事、川から戻って、今度は村上の海の方向へ出て高速で戻る
ことにして、三面ダムを見学。三面ダム近くにある公園でトイレ
休憩して山の方を見たら、百日紅(さるすべり)が満開。
「?」。百日紅って初夏から盛夏にかけて咲くんじゃなかったっけ?
確か実家にも百日紅があるはず、と思って後日聞いてみたら、
そちらでも咲いてる、いつもと違うのよね。とのこと。
そういえば、地震のあと、木々の狂い咲きが随分あったみたいで、私も「紅かなめ」の花を初めてみたけど、埼玉の
方の友達も、秋に藤の花が咲いたと不思議がってた。天変地異とは「天が変わり地が変わる」、異常気象と地震は
繋がってるそうだけど、また地震来るのかな、嫌だなぁ。
家に戻って、ハイ、今日の釣果!ドーーン!!!! 叔父さんは食べ飽きて、家にもって帰ると「見飽きた」
と言われるそうなので、みんな頂いた(^^) 大きいのは刺身に、小さめのは焼いて骨酒に、中くらいのは
焼き魚で食べて、本日の釣行は無事終了!

